映画『ノー・ベアーズ No Bears』
@東京フィルメックス
イラン
治安関連容疑で逮捕され、現在も政府に身柄を拘束されているジャファル・パナヒ監督。ヴェネチア映画祭で特別審査員賞を受賞した時は…
#139 東京フィルメックス特別招待作品
こんな映画は初めて観た。
この監督の作品は、いままでも、ドキュメントと劇映画が混然となったような作風だったが、その到達点のように思う。
一見チマチマした「映…
【眼差しの銃を向ける者は、眼差しの銃を向けられる】
7月に逮捕されたものの、第79回ヴェネツィア国際映画祭にて審査員特別賞を受賞したイラン映画の巨匠ジャファル・パナヒ最新作『ノー・ベアーズ』が東京フ…
イランで出国制限させられている映画監督が、一時的に身を置く国内の小さな村と、ビデオ通話越しに撮影しているドキュメンタリー映画のロケ地であるトルコで起こる二つの恋愛と事件に直面するという話。監督は本当…
>>続きを読む"暴力は時代遅れだ!"
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東京フィルメックスにて
「ジャファル・パナヒ監督によるドキュメンタリー映画…の製作を追うドキュメンタリー映画」という入れ子構造で、二つの物語が並走しながらイラン情…
このレビューはネタバレを含みます
おばあちゃんと見た
熊なんて居ないというのは権力とか国家
とか、恐ろしい力のことなのだろうと
私は解釈したけれど、それは国境なのか
因習の強い村によるものなのか、
又は両方なのか違うのか。。。
…
何処までがフィクションで何処からがノンフィクションなのかの境界線が見えない、ヒリヒリしたイランの情勢と潜伏先である国境近くのムラ社会のしきたり。
化かし合いのような建前社会に斬り込もうとする監督の姿…
東京フィルメックスにて。
パナヒ監督が本人役でリモートで演出する劇中劇と、滞在する国境近くの町でのあれやこれやと。
どこまでがフィクションでどこからがドキュメンタリーなのか、痛烈な叫びが込められて…
出国禁止の続くジャファル・パナヒ監督が、イラン/トルコ国境のトルコ側で撮影が進む自作の指示を、イラン側の村からネット経由で出す暮らし。
その光景に、因習と政治に阻まれた2組の悲恋が重なりゆく。今年…
またまた優良なイラン作品🇮🇷東京フィルメックス最終日鑑賞。追い詰められ、制作権利存続の危機に瀕したパナピ監督が映画を利用して見せるイランの現実。タイトルも鋭く、"誰も真実を話すのが簡単ではない"雰囲…
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