東京フィルメックスにて。
ジャファル・パナヒ監督によるメタフィクション映画。
自身の置かれた状況をうまいこと取り入れたり、そのまま映画にしてしまう才能には毎度感心してしまう。
今回はイラン国外出…
辺境の村でリモート演出で映画を撮影している監督。その出演者と僅かなスタッフ。
映画が始まって早々、これは劇中劇ですよと明かす構成。しかも、どうやら劇映画ではなくドキュメンタリー映画なんだよ、と物語が…
【第79回ヴェネツィア映画祭 審査員特別賞】
東京フィルメックス 特別招待作品
『人生タクシー』『ある女優の不在』のジャファル・パナヒ監督新作。イラン政府により拘束状態にあるパナヒ監督、無事に解放さ…
東京フィルメックスにて。
ジャファール・パナヒ監督の最新作であり、ヴェネツィア国際映画祭で特別審査員賞を受賞した作品。パナヒ監督は2022年7月11日に拘束され、現在は収監されている。
映画制作と海…
filmexで。
イラン映画には洗練されたものが多いが、今作もそのひとつになっていると思う。単純な構成ではない。
しかしパナヒ監督は逮捕拘束中。ヒジャブデモも異例の長さで続いている。イランという国が…
【部族主義と抑圧を翻訳する"叫びの映画"】【東京フィルメックス】
■あらすじ
映画監督ジャファル・パナヒの目を通して並行して語られる2つの愛と抵抗の物語。ここ十数年、芸術的自由に関する自己言及的作品…
熊なんかいない。
不毛な戦争は終わらず、人々は形だけのしきたりに従う。愚かさを象徴するような皮肉がこもったタイトル。
わちゃわちゃと村人たちが集まる展開とか飄々としたユーモアもありつつ、描いてる内…
このレビューはネタバレを含みます
イラン政府に創作活動が反体制活動とみなされ、映画製作と脚本執筆、メディア対応と海外渡航を不当に禁止された中で秘密裏に映画を撮り続けているイランの名匠ジャファール・パナヒ監督。
自宅軟禁中に自宅で密…
楽しみにしてたジャファル・パナヒの新作『ノー・ベアーズ』。複雑な作りなのでまたちゃんと見直したい傑作。(公開するよね?)
序盤はいつものパナヒどこにいるの!?という芸風で和む。しかし、映画を撮ると…
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