アンドウ

アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~のアンドウのレビュー・感想・評価

4.1
最後の論告だけでもう高評価

メモ
追放等あったものの、1946年から長きに渡って政権を握っていたペロンが死に、直後大統領になったペロンの妻もすぐに失脚した。その混沌とした時代の中で1976年ビデラ将軍が大統領となりゲリラを弾圧、治安維持に成功した。

月日は経ち本作の2年前、1983年にアルゼンチンは軍政→民政政権となる。
そこで問題になったのが1976年にビデラ将軍が行った「汚い戦争」と呼ばれるゲリラ弾圧への罪だ。左翼の取締を名目に学生含め、多くの人が逮捕・拷問(映画観たら内容が凄惨すぎてひく)され約3万人の民間人が死亡・行方不明となっていた。この問題に対し、起こした裁判を描いたものがこの作品、アルゼンチン1985である。