20220804 自分用忘備録
コーエン映画は神なき世界で、ここに地獄がある、いま地獄にいると訴えてくる。
救済も約束もなく谷間を彷徨うバートン・フィンクは、カフカ的な「城」ことハリウッド世界に迷い…
不気味で惹きつけられる世界。
なんにも解決しないけど、変にオチをつけられたくないというか、この作品は謎のままでいいと思った。その意味で良い感じの終わり方だったと思う。おじさんとお母さんは死んだかも…
転からの面白さはもちろんとして、
前半、特に出来事は何も起こっていないのに不穏さと不快さの演出だけでぐいぐい見れてしまうのが素晴らしい。
なにか起きそうな絶妙な空白と配置。
(転のあのシーンまで、特…
寂れたホテル
地下から出てくるチェット(ブシェミ)
エレベーター受付のピート
ケースに入ったタイプライターを指でさするバートン
嫌な音を立てて剥がれる壁
排水溝へのヨリ
そして何と言っても地獄の業…
なかなか面白いサスペンス。文学気取りの作家と、それを商売にしようとする映画会社のやりとり。大衆受けの狙いと作家の理想が合わないこともあり、全然作品ができない。ひょんなことから同じホテルに宿泊する陽気…
>>続きを読む《監督》
ジョエル・コーエン
《撮影監督》
ロジャー・ディーキンス
【不気味さ】
暑さで壁紙の糊が溶け出すカット、ラストあたりでチャーリーの耳からうみが出るカット、この2つはイメージが重なり余…
コーエン兄弟の映画は割と楽しみながら見ているけど、これはかなりぞわっとする映画だった 箱の中身はオードリーの首なんだろうけど、ラストがマジで意味不明〜〜〜!急に墜落するカモメとか何、、、?ブシェミの…
>>続きを読む