久しぶりに見てみると難解だけど面白かった。
前途多難なことを示すような波打際の岩。似たような脚本家が山の様にいることを示すかのようなホテルの部屋。
脚本が書けない苦悩を脚本にしちゃうあたりアダプテー…
すごく変な映画でした。広くオススメはしません…。
私のイメージするコーエン兄弟は…頭がよくって、ひねくれていて、掴み所がない人達です。そんなコーエン兄弟を強烈に感じました。そんな意味でとってもらし…
何度も見てるけど、見る度に解釈に悩む。
しかし、そんな悩む時間も好き。
主人公バートン・フィンクの登場シーンから既に彼の神経質な性格が表情に現れていて、ほんとにジョン・タトゥーロは上手いなぁと思う…
難解な描写が多い映画では有るけど、観る人それぞれの感性で感じてしまっていいかなと思う。
現実なのか空想なのか、主人公の苦悩を様々な描写で見せており、これらを全て解釈するのはそもそも無理な話。
だから…
見る人によって、様々な解釈が可能な作品ではないでしょうか。「世にも奇妙な」的映画です。
私はあの一室含めホテル自体が、主人公の頭の中や心を反映していたのでは、と。鑑賞後に残る余韻が一番楽しかったかも…