こうみ大夫

バルド、偽りの記録と一握りの真実のこうみ大夫のレビュー・感想・評価

3.7
映画館でしか味わえない不思議なメキシコ旅行という感じ。つい最近大阪に久しぶりに行って感じた異国性に近いのかも知れない。
とてもとても私的だ。イニャリトゥ自身が大いに存在してるし、実際の何かがドキュメント的に随所に現れる。だがどこか綺麗なのだ。ドキュメント的に描きたいのに綺麗すぎるのがイニャリトゥなのだ。どこか是枝裕和と似たものを感じる。これはこれで刺さる人もいるだろうし完成度は高いのだろうが自分には遠い何かなのだ。美大生と好きな映画の価値観が合わないみたいな感覚、みたいな。
こうみ大夫

こうみ大夫