ボーンズ アンド オールのgigigiのネタバレレビュー・内容・結末

泣けるカニバリズム映画

グロさはそこまでなので今回もやはりシャラメを愛でるための映画。
風景や音楽はもちろんいいんだけど(New Orderかかった瞬間最高)
シャラメを男同士で絡めさせる、泣かせる、人を食べさせる、女物の服をおしゃれに着せる、ぜんぶ、ありがとうございやすといいたくなる。シャラメがいろっぽく見えるやり方よくわかってますよねほんと。
というかあの造形はほんとに天からのお恵みといいたくなるレベルのものだと思う。
唇の動きや顎のライン、ずば抜けたスタイルと猫背具合、どこをとっても絵になるのは本当に感服。画力が凄まじすぎる。
女優さんもとても素晴らしかったんだけど、どうしたってシャラメに食われる。(本編では逆だったが)
こんなに切なくなったカニバリズムテーマの映画は初めてだ。ラストはほろりと泣いてしまった。
あと大好きなクロエ・セヴィニーが出てくるの知らなくて、お母さん見た瞬間興奮しちゃった。またさらに好きになった〜
サリー役みたいな、気持ち悪いにんまりした顔や立ち姿、どもり方や目ん玉の動きをできる俳優ってなかなかいないと思う。最高でしたわ。