もちもち

ボーンズ アンド オールのもちもちのレビュー・感想・評価

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
4.1
ティモシー・シャラメを楽しみに鑑賞。

カニバリズムはあくまで、"普通"の生き方ができずある種社会から疎外されることを余儀なくされる若者の隠喩ということなんだろう。青春時代の純愛や葛藤という現実的で普遍性のあるものを根幹に据えておきながら、観客達には人喰いという非現実的な嗜好を見せつけられるのが少し皮肉めいていると思った。口の周りや手、体全部をあんなに血で真っ赤にさせておきながら常に画面を絵になるようにしているのが良い意味でおかしい。そして圧倒的なサリーのキャラクター性。

カニバリズム、ロードムービー、恋、家族との関係性、ホラー的おどろおどろしさ、色んな要素が詰まっていて、面白く見れた!
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