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ボーンズ アンド オールのhzkのネタバレレビュー・内容・結末

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

書きすぎてぐちゃぐちゃ

11月の本国公開からずっと観たかったこの作品、Twitterで見るとティモシーの美貌ばかり褒められていたのでそれしか感想言えないくらいひどい作品なのかな…と怖かったけど全然そんなことなくて、普通にいいラブストーリー作品だった

「人喰い」であることが何かのメタファーで、最初はLGBTQのことかな….って思ったけどこの映画の人喰いとマイノリティを同じにはできないな….ってなった結果、あれはセックスのメタファーだなと思った

サリーが忍び寄る時の恐怖(特に女性はよくわかると思う)、リーの狩り方(ヤリ捨て)、親に襲われた経験、初体験を聞き合うところ、リーが食べたあとは誰とも口を聞きたくないところと挙げたらキリがない
最後にリーが僕を骨ごと食べてくれと愛する人に身を差し出すところはまさにそうだと感じる
サリーが食べた人の髪を編み込んでいるのも経験人数イコール勲章の考え方と同じですよね

食べることに対して罪悪感がないのが全員白人男性なのも面白いなと思った
マレンもマレンで家族がいたらダメで、独り身はたとえ友達が多くても食べていい、っていう基準がよくわからなかった(だからラストに繋がるんだろうけど)

人喰いのラブストーリーの時点でラストが想像ついていたし本当にその通りだったけど、サリーの気持ち悪さが本当にリアルだったのでそこで結構楽しめた

リーもよくあるティミーの典型キャラ(おどおどしていて少し抜けてる少年)じゃなくて結構本人に近いキャラで観てて楽しかった
歌ったりおどけたりマレンとラブストーリーをしたかと思えば、美貌で男を誘い出しヤリながら狩ってるのよかったです 大人になったティミーでこれを観れるなんて……
ルカはもう絶対に作ることが出来ないCMBYNの続編でこういうのをやりたかったのかな…と思ってしまった 撮れてよかったね
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