スケジュールが合わなくて映画館に観に行けなかった作品。U-NEXTにきてたからようやく観れた。
最初は怖いし感情移入できないしで困惑してたけど、途中からどんどん引き込まれていって、最後はめちゃめちゃ心に沁みてた。
人を食べたい衝動が自分にはないから理解できなくて、最初はヴァンパイア映画でも観てる気分だったんだけど、誰とも分かり合えない傷を抱え、誰にもどこにも馴染めない苦しみを抱えているという部分に関しては、この2人が抱えているのがただ人を食べてしまうという悩みであっただけで、同じように相容れない苦しみを抱えているすべての人に同じことが言えると感じた。
1人でいると孤独で、抱えている悩みに飲み込まれそうになってしまうけれど、大切な誰かといるだけで闇に飲み込まれないくらいの大きな力になる。テーマは人喰いだったけれど、それ以上に誰かを想う温かさを感じた。
それにしても、私はこういう悲しくて孤独な苦しみを抱える2人が出会うお話が好きすぎるな…このサイテーな世界の終わりとかも大好きなんだけど、ちょっと似てる気がする。
あと、最初から最後まであのサリーっていうおじさんが怖すぎてほんとに無理だった…
