ハセベコユキ

ボーンズ アンド オールのハセベコユキのレビュー・感想・評価

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
4.2
久しぶりに”刺さる”ラブストーリーだった!

特にクライマックスの結末を迎えた瞬間の淡々としたカメラワークが最高すぎて、2回見ました。

最後まで見るとタイトルの“BONES AND ALL”の意味がわかって劇中のセリフを辿って切なくなってしまう。「1人目くらい大事」「人生は、これを経験した後と前で分けられる」「全部愛してほしい」

カニバリズム系と聞いて、色モンかな?と思ってなんとなく敬遠してたけど、やっぱり気になって視聴したけど良かった。カニバは要素の1つでしかない。周囲から理解を得られないことによる孤独、他人との関係性を築く上での過程、自分自身の困難を乗り越える上での葛藤、人生における苦悩が美しく描かれています。(グロ耐性があるなら)見ないなんて勿体無い。映像としてもそんなにショッキングなものはないかなと思います。

あと、とにかくティモシーが美しすぎる…。ヤンキー役も良すぎるなんて…。DUNEでも、なんとか耐えてたんですけど、今作でトドメ打たれましたね…。