ボーンズ アンド オールのちゃろのネタバレレビュー・内容・結末

生涯ベスト級
笑っちゃうくらい最強にいいルック、ナンバーワンアイコンのシャラメ。シャラメはあの見た目であの声っていうのがマジでいいと思う。テイラーラッセルもマジでいい。
カニバリズムと遺伝の設定にとても思いつまされるが、自分的にはサリーについて考えずにはいられない。サリーは彼ら2人のように痛みを共有できる人と出会えなかっただけで、(そしてその点においてサリーになんの罪はなく、)その一点が別れ道となって、リーやマレンのようには生きられなかった。しかもそのサリーによって、2人の生活が傾いてしまうというのがとてもやるなかった。
ちょっと前に金原ひとみのアッシュベイビーを読んで、主人公にとって社会と接続する唯一の方法が恋愛で、その意味において人を愛することと人を殺したい、殺されたいと思うことは欲望の方向性として似得ることがとても印象的だったが
もしかしたらサリーのようにやっとの思いで見つかった自分の想いを共有したいと思える相手に拒絶されてしまった時、サリーは無理矢理ボーダーを飛び越えることでしか接点を持てなだろうし、サリーのような人はどのように生きていけばいいのか。