終わりの始まり。
なんと100分弱だったのか。最初からずっと緊迫しまくりで、無駄のない展開と、長回しの使いかた、「007 no time to die」にも出てた主演のダリ・ベンサーラと次男役サミ・スリマニなど役者たちの演技、そして荘厳なサントラが素晴らしい…が、とにかく重かった…。
14歳の少年が警官に殺された動画が出回ったことをきっかけに、スラム団地の若者たちが暴徒化し籠城。警官隊が鎮圧に向かう。
暴徒を指揮する三男、それを抑えようとする軍人の次男、ドラッグを隠そうと必死な長男と、腹違いのカリスマ3兄弟それぞれの数時間。
当然のように事態は悪化の一途をたどり、さらなる犠牲者が。
血の犠牲が狂気を伝染させていく。
負の連鎖のリアリティに絶望感。
メディアは内戦と報道し、軍隊の投入が決まる。
あり得る。
序盤になんだか特別そうに隔離されていた男が、やはりとんでもないヤツだったし、エンドロールの伏線回収も。
サントラも凄くいい。
https://open.spotify.com/album/6PJaEHKrYjB8g2apdVL6v5?si=8bFf2DrpQtOOtlnFQZR1uw
ネタバレせざるを得ない点はコメント欄にて🤔