裁判の記録に基づくセリフたちが、詩のように紡がれる。
コリーとそのパートナー、母親の言い分が別のストーリーのように交差していく。
誰が悪くて、誰に否があるのか。
最終的に手を下したのはコリーであることは明白だが、周囲は間接的にその状況に追い込んでいたのではないか。
コリーとパートナーと母親のストーリーを映像で伝えるのではなく、
あくまで3人それぞれの口から紡がれる物語として見せてくる。
3人しかり検察官しかり弁護士しかり、人の主観によって物語は大きく異なっていく。
個人的には
脚本は好みだが、映像があまり好みではない。
出来事の多面性を謳った物語としても、目新しさはなかった。