Pandano

サントメール ある被告のPandanoのレビュー・感想・評価

サントメール ある被告(2022年製作の映画)
3.6
アフリカ系フランス人で女性である監督が、同じ女性たちを見つめた作品。

茶色い壁に茶色の服を着たロランスは褐色の肌。個性が目立たないように描きたかったのだろうか。

実際の裁判記録を元にしているとのこと、裁判長も弁護士も丁寧に言葉を重ね、人を裁くというのは人間の感情を理解していくことなんだと改めて思う。
出産後、3食昼寝付きで子供と二人きりの生活に何の不満があるのかと思うかもしれないが、恐ろしく閉塞感のある孤立した存在となることは実体験済み。そしてその理由は説明できず、言葉にもできない。
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