久しぶりにヤワヤワなアダム•ドライバーが見れて個人的には嬉しいが、ものすごくアプローチが変な映画。メッセージとしては演劇版＆マンブルコア版のドント•ルック•アップ？
とにかくめちゃくちゃ美術に金がかかってて笑ってしまった。あまりにもアンドレアス•グルスキーなスーパーマーケット、エンディングまで大活躍。どこまでも圧縮カラフルな中で真っ白な商品パッケージ列が薄気味悪くて良い！
家族全員、とても変だけど、完全に“居る”人たちだし、見方や状況によっては私もあの中の誰かなのは間違いない。
映画の中で“不安”を疑似体験して現実の“恐怖”をスルーしている私たちのメタ構造。その中で“ヒトラー”が誕生することへの警鐘。誰しもやんわり無いことにしてるけど100%訪れる“死”と、“信仰”の身勝手さ(シスターのキレッキレのセリフよ！)
アダム•ドライバーのでっかい手の中に収まるちっこい銃、さすがノア•バームバック
てかノアとグレタとアダムがかなり内輪ノリでやり過ぎた感は否めないし、ほんと仲良いな〜ってニッコリしてしまうけど、普通に考えたらやりすぎ、でもフランシス•ハを撮ってたころの3人に教えてあげたいね…こんな巨大予算で映画撮れるようになるよって……
