silk

ホワイト・ノイズのsilkのレビュー・感想・評価

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)
3.5
Barbieが8/11に公開される前に、バームバック監督の代表作を観ておこう企画として、まずは最新作のWhite Noiseから。今のところ視聴済はFRANCES HAとMistress Americaのみ。

White Noise (2022)
コロナ禍と頻発する自然災害や事故による混乱を描いていること、誰も逃れられない死への恐怖を描いていること、キツいなぁと思いながら見てたけど、滑稽さがDon't Look Upぽさもあり面白かった(特に第二章)。
一番キツかったのは、学歴≠知性≠品性が全部イコールではないことを容赦なく描いてたところかも。主人公が「こういう災害の犠牲になるのは無学な貧民だ」的なことを言ったり、いつも小難しい話をしている主人公のインテリ同僚が避難先のキャンプで「娼婦はいると聞いて調べてた」的なことを言ってたのがマジで最悪すぎた。まぁそもそも、主人公ドイツ語できない上に自分自身がヒトラー的存在になってるのにも気付いてなさそうだし。そして何かの分野で名を馳せた人でも、畑違いの分野になれば途端に無力になってしまう、と改めて。どんな環境でも謙虚に生きよう…。
silk

silk