サトタカ

ホワイト・ノイズのサトタカのレビュー・感想・評価

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)
4.8
不条理なストーリーが好物なうえ、アダム・ドライバーもラフィ・キャシディ(聖なる鹿殺し、よかったなー)も好きな俳優なので、もうそれだけでも高得点。映画界のカー・クラッシュ描写批評から始まり、ナチス、化学汚染、不安神経症、群集心理、デマ、スターへの崇拝、弱体化する父性、大量消費社会などなど気になる題材が散りばめられ、セリフのキレがまたいい。ヒトが生きるための食材や日用品が大量陳列され、簡単に手に入れられるスーパーマーケットでの会話や最後のダンスシーンもすばらしい。シニカルな不条理コメディ、たまりません。
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