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蟻の王のseapointのレビュー・感想・評価

蟻の王(2022年製作の映画)
2.5
LGBTQについて現代でも取り出たされることが多いが、カトリックが多いこの国の過去にこんな裁判があったとは。いつの時代だって同性愛者は一定の数はいるし、その嗜好は自然の成り行き。時代や国によってかなり左右されるよな。すでに「蟻」における地位が確立してるアルド。蟻に関してより芸術に関しては激情型のよう。普段はとっても穏やかで会話も引用しかり、そしてロマンチスト。そしてエットレが初めてではない。教唆罪かぁ。物は言いよう。それよりエットレが受けた拷問のような治療が、「カッコーの巣の上で」とかもそうだが当時の精神治療が恐ろしい。あれで良くなった患者っているのか。大抵精神をおかしくさせ、別の方向に持っていくようにしているのでは。
エットレは本来好きなことへ繋がったが、それは消去法。親もこっちの安全パイを取るってことか。一生添い遂げるほど心を通わせたってことはないが、2人が交わった期間はそれこそ感情を高める蜜月だった。2度と会わなくても後悔はない。さて、カトリック色が強いイタリアでは今はどれほど寛容されているのか。
主演2人より記者が第三者目線で追っていくのはアリだ。
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