何だかよく分からないけど凄いもの見た。介護のはての殺人という重い前半。主人公が不幸に塗れる胸糞描写の連続。段々とやり過ぎ感が増してきて斜め上の展開に。ラストはもはやシュールなコメディって感じでエンドロールで笑いが込み上げた。とりあえず生きてりゃ何とかなるってことなのか。
介護に疲れて生きる意味を見失った主人公。でも不幸が増していくにつれて生への執着が強まっていくのを感じられて良いなと思った。とにかく生きるのに必死な貪欲な姿が痛々しいけど清々しい。流された果てにちゃんと自分の居場所を掴んでるし。演じてる宮澤美保さんがとても魅力的だった。