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チーム・ジンバブエのソムリエたちのowlマンのレビュー・感想・評価

3.8
ジンバブエから南アフリカへやってきた、
4人がワインのテイスティングオリンピックで世界一を目指すドキュメンタリー!

『世界ブラインドワイン・テイスティング選手権』...
①品種②生産国③生産地④生産者⑤年代をそれぞれ1点で赤6、白6、計12本をそれぞれテイスティングして、チームで答えを導きだして点数を競う。

そんな大会あるんだ!?私はお酒を嗜まないのもで💦...そんな繊細な味を感じられる気がしない...

ワイン真空国“ジンバブエ”。南アフリカに来て初めてワインを飲んだ選手もいたりするので、選手権にむけて本当に努力してきた4人...それなのに雇ったコーチが邪魔~~💦

ジンバブエの経済危機に、政治による弾圧より、失業者が増えてしまい、家族を残して、国境を越えて新天地の南アフリカへ来たものの...仕事にありつける人はほんの一握りであり、道路には職を求める人がたくさんいる実情も映し出していて...“ジンバブエ”という国の現状や難民の人々の姿を知る事もできました...ニュースや教科書などで見たり、聞いたりしているはずですが...『世界テイスティング選手権』の話や映画だからこそ改めて知る機会もできたのかなと思います。

厳しい事だらけです...“夢”に挑戦する間にも辛いこともあったり、必ず良い結果がある訳でもないが...この場にいる、闘っている、応援してくれる人がいる事は、これからの“力”のエネルギーになる事を証明してくれる映画でした。

ジンバブエ出身の4人が、“ジンバブエ・故郷”を誇りに世界選手権に挑む姿が本当にカッコいいです!
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