ノラネコの呑んで観るシネマ

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.5
亀ニンジャ映画史上最高傑作。
NYの下水道に暮らす4人の亀のミュータントニンジャが、人間のエイプリルと友だちとなって、街を危機から救う、という基本設定は過去作と同じ。
最初からやってくれるので、アニメ版も実写版も知らなくて無問題だ。
マイルズ版「スパイダーマン」と同じく、フレームレートを落とした手描き調のCGアニメーションで、ビビットな色彩と描き殴った様な荒々しいタッチが特徴。
作品の世界観をうまく演出している。
基本はヒーローになりたいティーンエイジの亀たち+エイプリルの青春成長物語。
だが人類を敵視する別のミュータントグループがヴィランで、彼らもタートルズも人間からは差別されているなど、テーマ的にもなかなか深い。
本作は元々7、80年代のカンフー空手人気から生まれた東洋かぶれのシリーズだが、今回は主人公たちが日本の漫画ファン設定。
これはここ10年ばかりの間に、漫画・アニメが米国ですっかり一般化したのを、リアルに反映して興味深い。
ブログ記事:
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