KIYOKO

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!のKIYOKOのレビュー・感想・評価

4.4
予告で見た映像のビジュアルに惹かれて鑑賞。
ちなみにこれまで全くミュータントタートルズに触れてこなかったけど、すごく楽しめる作品だった。

映像はもちろん、脚本も良かった。
99分という短い尺の中での見応えと、見た後の満足感がある。

語り口は児童文学のようにわかりやすく、中身は割と『ガーディアンズオブギャラクシーのvol3』と近いような、ミュータントタートルズというある意味アウトサイダーな存在が自分たちの居場所求めて行動していくという感じ。

人間がスプリンターに手を差し伸べるところあたりは思わずうるっときた。

色んな映画やアニメからの引用もあり、そのマッシュアップ感が、ビジュアル面でも表現できていて、純粋に見ていて楽しかった。
クリーチャーデザインもそのマッシュアップの中にあって、グロ可愛いみたいなよさがありツボだった。

監督が『ミッチェル家とマシンの反乱』の人らしく、この出来の良さに納得。
アニメーションの魅力が詰まってる。

リバースガールのリバース中の動き、スプリンターと虫みたいな老婆ミュータントのヤバすぎるベロチュー等々、動きで魅せる、エッジの効いたギャグが際立ってて良かった。

日本でも、宣伝次第でもっとヒットできるポテンシャルの作品だと思う。
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