この映像表現はすごいです!
何がすごいって、学生が授業中に描いた落書きが三次元に落とし込んで動き出すというのがコンセプトなんです。
だから、冒頭のマンホールなんてちゃんとした円じゃなくて歪んでいるんですよ。
それでもって無駄な集中線や執拗なほどの描き込みがされている背景があったり、左右非対称なキャラクターが闊歩していたりして、まさに落書きなんですよ。
だからアニメーター達は普段とは違ったアニメーター泣かせな要求をされて途方もなく大変だったと思います。
スパイダーマン/スパイダーバースというアニメーション界の大革命以降は実験的なアニメーションが多く世に出てきて、すごくアツいんですよ!そんな中に出てきたこのミュータントタートルズミュータントパニックは頭一つ飛び抜けてすごかった。
タートルズは映像化は多々されてますが、今回はティーンエイジャーのカメたちが描かれており、ボイスキャストもみんなティーンエイジャーです。
なので、カメたちのやり取りもティーンらしさが垣間見られて大変リアルです。承認欲求ににかられているのは現代らしいです。BTSを口ずさむのはアドリブだったらしいですね。
このカメたちって下水道にいたわりにはカルチャーへの造詣が深く、日本の進撃の巨人をはじめとしたMANGAカルチャーにも理解があって、スプリンター先生の目を盗んでかなりの時間人間の世界に入り浸っていたことがわかります。
ちなみにスプリンター先生のボイスキャストはジャッキー・チェンで、スプリンター先生のアクションは完全にジャッキーアクションのオマージュでしたね。
先程BTSについて触れましたが、使われている楽曲もぶち上げ具合が素晴らしかったです!
懐かしの曲から最近の曲まで!!