人気シリーズ『ミュータント・タートルズ』の長編映画。
いまはティーンとなったミケランジェロ、ドナテロ、ラファエロ、レオナルドは、子亀のときに下水で謎の液体に触れたことでミュータントになってしまった。ネズミのミュータントであるスプリンターを父親代わりとして、できるだけ人間と接触しないように、生き延びるために戦う技術を身に着けながら育ってきた彼らだったが、思春期を迎えて複雑な気持ちを抱えていた。そのころ、街では謎の強盗事件が連続で発生。ひょんなことから知り合った女子高生のエイプリルと共に、強盗集団を追いかけた先にいたのは……。
めちゃくちゃ良かったー!!好き!!
まず、作画とキャラクターが良い。手描きの油絵みたいな独特のタッチは温かみがあっていいし、出てくるミュータントたちがほどよくグロテスクで魅力的。タートルズたちもしっかりキャラ分けされているし、他と接触がなくてネットやテレビからしか情報を得られていないティーンエイジャーの会話!っていう感じのちょいダサトークも可愛い。日本の漫画・アニメネタがたくさん出てくるのも◎
劇伴もバッチリで心躍る。親の抑圧、その解放というテーマもハッキリしていてわかりやすかった。対立関係に捻りを加えていて、単純なバトルものにしていないのも好みだったし、クライマックスの盛り上げ方も非常によろしい。とにかく、悪いところが見当たらないくらい好きな作品だった。ヒロインのエイプリルも良かったし。声を上げて笑ってしまうようなシーンもあって最高。
きっと続編ができると思うので、今から待ちきれません。