【STORY】
大御所から若手、海外出身タレントまで幅広い豪華キャストが、それぞれの"湯"との向き合い方を見せてくれる、笑えてエモくてちょっとシュールで、そして温泉・銭湯に行きたくなる群像エンタメ。
【REVIEW】
完成披露試写会にて♨️
良くも(ちょっと悪くも)日本らしさ全開。個人的にはその"良くも"を感じられた部分を大切にしたい。
人間関係の構築・修復や疲れた体への癒しに、銭湯や温泉でゆっくりすることが効くのは思い込みではなく事実だと思ってる。喧嘩しがちな夫婦も、婚約者の親と打ち解けたい人も、仕事後の癒しを求める人も、そしてバチバチいがみあう兄弟も、裸でお湯に浸かれば何かが変わる。
そんな、"ゆっくり湯に浸かる事を楽しむ"という文化を持つ、日本ならではの癒しやコミュニティの形を、豪華キャストによる群像劇で見せてくれたのはすごく楽しい体験だった。
個人的に好きだったのが、撮影と編集のテンポ(特に前半)。"シンメトリーな構図や、人の作業を映すシーンがサクサク切り替わるちょっとシュールな群像劇"という点で、銭湯版『フレンチ・ディスパッチ』みたいな魅力があった。銭湯を丸々建ててしまったというセットがその自由度を高めていて、動的な場面も静的な場面も映えを感じた。
お風呂で歌うのっていつもより歌が上手くなれた感じがして気持ちいいと思うけど、それが天童よしみ&クリス・ハートとなるともはや異次元の響き。歌声だけでエモすぎた。
あと、窪田君のムダにバッキバキな肉体美と謎めいたお作法がツボだった笑
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観た回数:1回
直近の鑑賞:試写会(23.01.26)