うーん、良くも悪くもないって感じ……。
その原因は明白で、お話を連ねる一本の幹がないからなのだ。
映画には様々な人物が登場し、それぞれにドラマがあるのだが、肝心の主人公の物語が弱く、芯になってないのですね。
なので、いろんなエピソードがそれ単独で存在することになってしまい、いわゆるお団子映画になってしまっている。
それでも良いところもあって、舞台となる銭湯や、湯道師範の浴槽、ロケーションなどの美術は良い。
あと、結構な数のお尻が見られます(笑)。
あの人もこんな人も、作品のために一肌脱ぐことを厭わなかったのだ(笑)。
その役者魂には頭が下がるばかり。
お風呂好きな国民とされる日本人にはぴったりな素材だと思え、目の付け所はよかったんだけどなあって感じ。
もっとお風呂トリビアやお風呂あるあるを入れたらよかったんじゃないかしら。
ポスターに「“湯”一無二のお風呂エンタメ」ってあるけど、『テルマエロマエ』があるじゃん(つい最近NHK-BSでやっていた)と思ってしまった私(笑)。
でも私が知る限り、お風呂映画ってあまり無く、このジャンル、もっと掘り下げ代があるように思える。
他にもお風呂を素材にした映画ってあるのかなあ?
あと、もしかしたらこの映画、ロードショウも済み、配信とかになったら、お風呂で観るといい映画かもしんない(笑)。
ここからネタバレ
橋本環奈ちゃんのお尻は拝めません(笑)。