ニカイドウ

湯道のニカイドウのレビュー・感想・評価

湯道(2023年製作の映画)
4.5
観る予定では無かったんですが、ゴールデンウィークに家族で。…気付いたらついてたんよね。笑
建築家の史郎(生田斗真)は、仕事が上手くいかず、父親の葬儀でさえ戻らなかった実家へ久々に戻る。
彼の実家は、犬猿の仲の弟・悟朗(濱田岳)と住み込みアルバイトのいづみ(橋本環奈)が切り盛りする丸金温泉という田舎の大きな大衆銭湯だった。
銭湯の入り口に引っ掛けてある片面に「わ」もう片面に「ぬ」と書かれた板。開店閉店の表示やってのはわかったけど、なぜ「わ」と「ぬ」?って思ってたら、沸いてるの「わ」とお湯を抜いたの「ぬ」やねんて。始めて知った。勉強になったねぇ。
前半観ていて、なんか昭和の映画っぽいけど、薄いストーリーやなぁ。山田洋次監督ならもっと人間を深く描いてるはず…みたいに思ってた。
けど後半急に、畳み掛けるように前半にあった日常が…
笹野さんの「失って気付く。」で、もうあかん。俺、単純やな。すぐ感動して泣いてまう…
良い映画。
1人名前挙げたら全員名前挙げなあかんくらい出演陣全員が豪華なんで、それだけでもこれは是非観る方向で調整して頂けたら…笑
一番盛り上がる所で柄本明がなんて叫んだか聞きとられへんかったけども、そんな小さな事、お風呂に入れば全て流れていくさ!
そんな爽やかな映画でした。
小日向さん、良かったね。←ここで流した涙は、実際にはこんなご褒美ないやろうなぁっていう…いや、俺も毎日頑張ってるご褒美が欲しいなぁっていう女々しい涙ですね。笑
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