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『ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版』に投稿された感想・評価

爆発前の岡本太郎氏が59年、66年に訪れた時の貴重なフィルム

当時との対比がとても興味深かった。

久高ノロの寡黙で崇高な御姿。
太郎氏に撮影を許したということは、心が通じ合った証でしょう。人生観が変わってしまうのは納得がいきます。

特に66年のイザイホーの様子を窺い知れたのは自分にとっても目新しかった。
ただ、カメラを回していたということは、すでにこのときにはもう、神秘性、秘匿性の限界にきてたのかな。

最後のイザイホーは90年。
琉球王朝時代から続いていた儀式を諦めるという決断。
その苦しさ、辛さがいかばかりか言葉が出ない。

生きるためには祈るしかなかった久高島の人々も、今じゃ何事もなかったような普通の暮らしぶり。
戦後の価値観の変貌ぶりの早さには、今更ながら驚いてしまいます。

終わりの海
はるか沖を見つめていると、本当にニライカナイが見えた気がした。
📖「新版 沖縄文化論―忘れられた日本」/ 岡本 太郎著 読んだので、岡本が初めての沖縄訪問は知ってる。
映画の前半はこれに沿って、返還前当時(1959)の岡本の写真と、今を対比する。カメジローの映画にあった活力に満ちた当時の人々、強い日差しと色彩に溢れた現在。

後半は久高島、久高ノロとその家族、イザイホーについてを中心に描く。岡本が風葬を撮ったことで新聞で叩かれた事を含め、当時の貴重な写真や動画が見れてよかった。その後の衰退と過疎化、今を確認する上で、出来ることをしている。

ただ、前半と後半では作調ががらりと変わって散漫。正直、中盤眠かった。『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』みたいな展開。完全版も良いけど、もうちょっと纏めてほしかった。

今我が家では、NHKで再放映以来“タローマン”が大人気。来週は、待望の「展覧会 岡本太郎」に行く。
NHK放送博物館の「展覧会 タローマン」も楽しみ。
ヨーク

ヨークの感想・評価

3.9
面白かった。まぁ映画の内容は『ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版』というタイトルそのまんまで、かつて岡本太郎は日本人としてのルーツやアイデンティティを探るために国内旅行をしまくっていたらしいんだけどその一環として訪れた沖縄での写真や映像を主な素材として、現代の沖縄の映像と交互にそれらを映していくというドキュメンタリー映画である。
まぁぶっちゃけ俺はそこまで岡本太郎が好きとか詳しいというわけではないんですけどね、でも映画は面白かったですよ。たしか1959年と1966年の二回に分けて岡本太郎は沖縄旅行したんだったかな。「沖縄の中にこそ、忘れられた日本がある」「沖縄で、私は自分自身を再発見した」とは岡本自身の言であるが、実は俺も若い頃に沖縄にハマってたことがあるんですよね。いやまぁ未だに行ったことはないんだけど歴史的背景とか北野映画とかCoccoとかの影響でにわか沖縄ファンだったことはあるんですよ。あと日本人の起源の一つとして南方起源説というのもあってそれでいくと沖縄は心の故郷的なポジションにもなりうる可能性もある。ま、その辺の事実関係がどうかは分からんですけど確かに魅力的な土地であり文化圏でもありますよね、沖縄。そういう沖縄が描かれているから本作もまぁ面白く観られるドキュメンタリー映画であるのは間違いないですよ。
しかし正直に言うと前半30分くらいまではよくある沖縄ドキュメンタリーなノリでちょっと退屈ではあったんだが、中盤辺りから久高島のイザイホーにスポットが当たっていくともうそこからずっと面白かった。イザイホーに関しては専門に書いてる書籍があったりネット上でも普通に紹介されていると思うので詳細は省くが、50~60年代のまだメディアが相互に情報発信できるような時代ではなかった頃にこの土着の信仰に基づいた祝祭的な行事をカメラに納めていたということと、その映像のピュアさは驚嘆に値する。なんかこれ観れただけで良かったなって思ったよ。
そこにあるのはどんどん近代化、情報化していく社会をこれから迎える人たちの姿で、神秘やそれに伴う秘匿というものがこれからどんどんその力を失っていくだろうという予感のようなものを感じさせる人々の姿なんですよね。沖縄全体とかではなく本作でフィーチャーされている個人としてはメインビジュアルとしても岡本自身が撮った写真が使われている久高ノロという1959年当時で90歳くらいだった女性が代表格なのだが、多分彼女らは岡本が取材した当時の時点で土着の伝統的な信仰なんかが失われて行っているという実感と、それが遠くない未来には途絶えるという感覚も持っていたのではないだろうかと思う。繰り返すが俺は沖縄行ったことないけど、多分今の観光地化された沖縄にはそういうかつての風土を感じさせるものは少なくなっているんじゃないかな。本作ではその過程のようなものが描かれているのが大変興味深かったですねぇ。
つまり岡本太郎が自己を探る日本旅行の中の沖縄編で見つけたことって、連綿と続く過去からの伝統もやがて終わることにはなる、だけどそれがそこにあったという事実はなくならない、ということの確認なんじゃないかなと思うんですよね。それが上記した「沖縄の中にある自身の再発見」ということなんじゃないだろうか。まぁ次の代がどうなるかは知らんけど、少なくとも今自分がここにいるということはそれまで何かが続いてきたのだ、というシンプルなことですよ。本作の中でそれが端的に表れているのが終盤辺りに描かれる久高島の旧盆の様子で、あのシーンは非常に良かったですね。高校野球かなんかのテレビ音声が聞こえる室内で三世代くらいにわたる10人ほどの家族が一緒にメシ食ってるだけなんだけど、あれ凄いグッときましたね。特に厳格な儀式とかあるわけじゃなくて単に家族で集まって適当にメシ食ってる感があって良かった。次の世代はもう島に帰ってこないかもしれないけど…っていう切なさもあるにはあるんだけど、でもまぁ元気で楽しくやってるならそれでもいいのかもなっていう気にもなるんですよね。
その旧盆以降のシーンはちょっと蛇足感があって、そろそろ終わってもいいんじゃね? とか思いながら観ていたんだが全体的には面白い映画でしたよ。唐突に流れるシガー・ロスはちょっとびっくりしたけど気候こそ北欧とは真逆だが何となく土着の神話や神秘を感じる土地としては意外と合っていたのかもしれない。多分、岡本太郎のことを知らなくてもそれなりに楽しめる映画ではあると思うし面白かったです。

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