サラ

ちひろさんのサラのネタバレレビュー・内容・結末

ちひろさん(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

チョー泣いた。
こんな映画はじめて。
ちょっとだけ救われた感じ?もするかも。
原作読んでみよう!って気になった。


追記。
一晩経って余韻に浸っております。後日もっかい見ます。

完璧な料理なのに味のしない、緊張感の食卓が女子高生にとって苦痛だったシーンは、なんだか太宰治の幼少期の食卓エピソードに通じるものがある気がしたし(あの時代から今も家父長制の名残りが或るのを象徴してるよう)、父親がいつ何時突然豹変してDVシーンになってしまうのか、と思いながら見てしまった私、自分の経験上ハラハラしてしまった。

シングルマザーの男の子が言う「うちのかーちゃんが作る焼きそばむちゃくちゃうまい」は目玉焼きが乗ってて、泣いた女子高生と一緒に私もうるうるしてしまった。私も食べたくなりました。
目玉焼き付きの焼きそば食べた事ないので、今度目玉焼きのっけて食べようと思います。

ベテラン風吹ジュンさんの醸し出す優しい空気も素敵でした。

落ち込んで?沈んでるちひろさんに
「じゃぁそのまま沈んどけ。ヒトの身体は浮くように出来てっから」という店長のセリフもよかったです。
サラ

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