日本の映画・ドラマには売れない芸人とかボクサーの彼女が性風俗で働いているというありがちな設定の作品が少なくないので、そんなのだったら嫌だなあと少し不安だったけど、違いました。そこは有村架純なのでハズレはない。
問題を抱えた女子高校生のオカジと小学生のマコトの設定はリアルで良かったです。彼らに寄りそうちひろさんは心の内を語らず、過去の選択(なぜ風俗で働こうと思ったのか)や次の選択はなぜそうなのかなどを想像するには手掛かりが少なすぎですけど、ファンタジーとしては概ね違和感のない作品に仕上がっていると思います。
