2023年18本目。NETFLIXにて視聴。
ちひろさん…バックボーンから窺える人たらし感とその裏側にある闇を感じる。この闇がいつどうなるんだろうと勝手にハラハラしていたが余計なお世話だった。
そういうお話ではなくて（ひょっとしたら本当はあるのかもしれないが）、家庭環境に現代的な問題を抱えた子供たちや、何かバックボーンに問題のありそうな人達に屈託なく接していく。それぞれ問題が解決する訳では無いが、自分を許すことができるというか、笑顔が増えるという不思議な魅力を放っている。
しかしあのホームレスの師匠を埋葬するシーンはざわつくよなぁ。死体遺棄だしね。
アレをみたら「過去にも経験があるのでは？」と邪推してしまうと思うのだけど、その場その場で自分ができる限りの優しさなんだよな。
それぞれの登場人物に背景があるようなのだが、そのあたりが描写されないのでそのあたりがなんというかフワッとした印象になってしまっているような気もする。「何があったか」を気にせずに他者と接する事ができる、というちひろさんを現しているのかもしれないので受け取り方次第なのかもしれない。
そんなちひろさんが最後に「以前は何をしていた」と聞かれた時に、新しい自分を見つけられて良かったなぁとしみじみ思った。
