どこにいても孤独を手放さないでいることで自己を保てることに共感した。人間の身体は浮かぶようにできていて、もがいてジタバタするから沈むのだ、という考え方も好きだった。不純なものをテーマにしているのに、特段下品じゃないのも良い。夜の仕事を経験する子って、孤独に対しての許容量が人の倍はあると思う。みんな事情を抱えて一線を超えてくるので、いずれは忘れるべき相手ということもわかっているから、必要以上に踏みいろうとも思わないし、自分のことも知って欲しいとも思わない。オカジが綺麗な広い家で栄養完璧なごはん食べてるのに、マコトに作ったぐちゃぐちゃなおにぎりや雑多で狭いアパートで出された安いけどあったかい焼きそば食べて心に沁みちゃって泣いちゃうところもよかった。EDテーマいい曲だな〜と思ったらくるりでした。最後の褒めてる褒めてないのパートがなかったら満点だった……
