ちひろさんのこーたのネタバレレビュー・内容・結末

孤独を抱えて生きる元風俗嬢のちひろさんと街で出会う人々との日常を描いた作品。そう、この作品はあくまで日常なんだよな…。
キャラクターとしてのちひろさんの魅力がいまいち伝わらなかった印象。ある意味彼女の魅力が8割のストーリーの中で、彼女自身の闇やトラウマが見えそうで見えず、シンプルに薄い共感しかできなかった…。あの背中の傷はただの飾りかい…。他のキャラクターも然りで、深ぼれば色々出てきそうな雰囲気を出しつつ描かれないので、ただの家庭環境が悪いキッズと女子高生が仲良くなってはしゃいでるだけで、感情も大してぶつからず、最初と最後で変わったのは人間関係ぐらい。ちひろさんはブレずになんか牧場で働いてる。んー、孤独好きなのはわかるけど、なにが言いたかったんだろう…となるもやもやが残りました。
そんなこんなで映画としては特に大きな展開もなくハラハラもせず、テンポ感としてはのっぺりした感想を持ってしまった。