“あなたならどこにいても孤独を手放さずにいられるわ”
誰にも何にも邪魔されない、干渉しない、流されない、孤独を手放さず、抱きしめながら生きている“ちひろさん”。
鑑賞後に率直に思った感想は、今の時代にぴったりな作品だなということ。あるがままの自分を肯定してくれて、見守ってくれて、時々自分が必要としている言葉をさらっとくれる。そんな存在が身近にいたらどれだけ心強いことか。そんな人が側にいてくれたら、この生き辛さも少しはマシになるのではないか。
本作のテーマになっている「孤独」。誰もが感じたことのある「孤独」という感情にそっと寄り添ってくれるこの作品は、きっと誰かの心の支えになってくれるはず。心が弱っている時や人間関係でギスギスしている時にはぜひおすすめしたい。
