igahosokunatta

ちひろさんのigahosokunattaのレビュー・感想・評価

ちひろさん(2023年製作の映画)
4.3
お気に入りのセリフ

これいいねっていったら
それいいねって
そうだよねっていったら
そうだねって
ただそれだけでよかったのになあ

今泉さんの今までの作品のなかで、いちばん血が通ってる感じがした!(今までのが通ってないわけではなくて)
登場人物の負ってる傷のえぐさが尋常じゃないのが、画面上の表現のもっともっと下のところに見える
最初、ちひろさんの喋る言葉ぜんぶ台詞っぽーって思ってしまっけど、最後まで見たらああこのひとは自分で生き方を選んでいっていて、話す言葉も自分で選んだ自分の言葉なんだって思った
普段自分が、いかに自分で選んでない言葉を使ってるんかちょっとへこんだ
映画配信される前から、ちひろさんはTwitterでたまーに見てたくらいで全部知ってるわけじゃないけど、思ってたよりヒューマンしっかりしてて(まあ今泉さんだけんそりゃそうだけど)、とにかくまあ〜〜〜〜〜よかった!!!
自分も自分のことばでしゃべりたい、自分が大事なものを大事にしたい、ちひろさんから人として学ぶところめっちゃあるなー。
一見登場人物みんな寂しい人ってカテゴライズしたくなるかもだけど、そうじゃなくて、もちろん寂しいと思う部分あるけれども、ちゃんとあったかいところがたくさんあって、寂しいだけに支配されてない、というかー、うーーーん上手く言葉にできん!!!
オカジがまことんちで焼きそば食べながら泣いてしまったシーン爆泣きした。まことのお母ちゃんが肩に手を添えた瞬間に琴線触れた。なぜだ!!!!

エンドロールのくるりが気持ちいい
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