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彼岸のふたり
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目次

彼岸のふたりの作品紹介

彼岸のふたりのあらすじ

児童養護施設で育った西園オトセ(朝比奈めいり)は、施設を離れホテルの清掃係として働き始める。自立の道を模索しようとするオトセの前に、14年間音信不通だった母、陽子(並木愛枝)が突然現れる。一方、地下アイドルの広川夢(寺浦麻貴)は、望まぬ子を身籠ったままステージに立つ。二組の母子の人生は交錯し、オトセはやがて過去の自分と対峙すべく母が暮らす生家へと向かう。

彼岸のふたりの監督

彼岸のふたりの出演者

原題
公式サイト
http://higannofutari.com/
製作年
2022年
製作国
日本
上映時間
90分

『彼岸のふたり』に投稿された感想・評価

Jun潤

Jun潤の感想・評価

3.7
2023.02.08

ポスターを見て気になった作品。
これまた良いインディーズ作品の匂いがプンプンしますよ。
北口ユースケ監督の第一回作品ということで、いずれ伝説になるかもしれないですし、粗さがあるならそこも楽しんで鑑賞しましょうかい。

壮絶な虐待を受け、施設へと逃げ込んだオトセ。
時が流れ、施設を出て、ホテルの清掃員として働き始める。
そんなオトセを、過去から這い出る魔手は逃さなかった。
一方、アイドルとしての成功を夢見る夢は、家庭がある男との子供を身籠った。
夢の実家でもある弁当屋は、オトセの通勤路の途中にありー。

ん〜、いい!いいインディーズ映画。
内容だけで言うとスコアは平均値といった感じですが、インディーズらしい粗さや、そのギラギラから出る情熱にヤられたので加点です。

今作は、タイトルの『ふたり』を誰として捉えるかによって様々な見方ができると思います。
ポスターの通り、オトセと母のことだとしても、真っ当な愛情の注ぎ方も受け方も知らず、不器用で歪んだ愛情の応酬をする『ふたり』。
オトセと夢とすると、夢や愛に惑わされ、それでも生きていく『ふたり』を、歪んだ愛情と真っ直ぐな愛情で対比させている。
『ふたり』ずつとするとこれまた面白く、個人的には3組浮かび上がりました。
オトセと母、夢と母、オトセとアヴィちゃん。
それぞれに悲痛な現実や色々な形の愛情などのドラマがあり、様々な組み合わせで楽しめたのが良かったですね。

しかしやはりポスターにも描かれているオトセと母は、『彼岸』という言葉を考えるとまたマッチしている。
楽に死ぬことを望んでいても、悲痛な現実しかないことをわかっていても、それでも生きていくことにした『ふたり』がいたのは、やはり『彼岸』だったのかなと。

はたまた、スピリチュアルな意味でいくと過去の虐待で臨死体験をした、もしくは壮絶な経験から二重人格となり、頭の中の謎の男とオトセが『彼岸のふたり』だったのか。
謎の男が語る内容とオトセの行動とのリンク、現実への影響を見るに、単なる想像や妄想の類ではなく、オトセの頭の中には確かに存在するものだったのかなと思います。

音量の強弱や画面の光彩、演技や楽曲、カメラワークなどなど、完成度の高い作品にはまだまだ至らない部分がたくさんありましたが、監督のこだわりや好みが垣間見えました。
ここから何を磨いてどう光っていくのか、今後が楽しみですね。
並木愛枝さんがクレジットされていることに惹かれて。並木さんといえば永田洋子でしょうが、『実録浅間山荘』以後も『千年の愉楽』『ひかりの音』『アボカドの固さ』と見せていただいてきたので。

この映画には、何か意気に感じるところがあって参加されたのだろう、その「何か」の中身は窺い知れなかったけれど。

虐待やネグレクトを介してしか付き合えなかった母娘が後年その関係性にどう落とし前をつけていこうか、という、素材そのものはベタなお話し。
なので、語り口とかに随分と工夫が必要で、そこが正直とても物足りなかった。(正直、途中何度か席を立ちかけた)

ヒロインのアイドルの人も撮り手の俳優さんも大阪の方らしいけど不勉強で存じ上げず。真面目で一途に自身の作品作りに邁進しておられる様は伝わるのだけれど、流石にもう少し稽古を重ねてから発表なさっても良かったのでは?

舞台挨拶で「繰り返し見ることで様々な立場に立って感じることができるので、是非二度、三度とご覧ください」というような意味のことを皆さん仰っていたけれど…。

作り手は自身の想いから一旦離れて冷静に映画という成果物に向き合う方が良いんじゃないでしょうか。
は

はの感想・評価

1.6
虐待から逃げ、児童養護施設で育った娘が自立したのを聞きつけ、早速親がたかりにくる話。

てか卒園者の住所って養護施設が勝手に教えていいものなの?
卒園後の賃貸契約は、親を頼れる場合は親が、頼れない場合は施設が保証人になると言う事なので、そういう話をしていないわけがないと思うんだけど。
住民票の閲覧制限もかけられる状況だと思うので、施設の職員が勝手に住所を教えるのはシンプルに犯罪なのでは?
検索したけど答え見つからず推論なんだけど。

とにかくそういうのが適当だと、作者の都合を優先して作られたストーリーって感じがして冷めるんですよね。

これから物事が好転していくのを暗示するようなラストなんだろうけど、ちゃんと向き合ったから変わるような親なら虐待なんてしないわけで。

地下アイドル? の話はなんで入れたのかよく分からなかった。

てかこの話自体なにを言いたかったのかよく分からん。

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