faeriefilmie

戦地で生まれた奇跡のレバノンワインのfaeriefilmieのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

レバノンのイメージが大なり小なり変化する映画。マスコミはレバノンという国を危険な国であることしか報道しない。しかしレバノンという国は歴史があり、多様性があり、美しい自然に恵まれた豊かで誇り高い国なのだということをワインを通して伝えたかったのだと思う。

そしてレバノンの人々は自分の人生を愛している。セルジュ・ホシャールは生き様も死に様も革命的な人物だった。生きてる間はワインのおかげと言えるかもしれないけど、病気で死んだらワインのせいと言われるかもしれない。しかしセルジュは海で死んだのでワインのせいにはされなかった。後世永久的にセルジュとセルジュのワインのおかげと語り継がれるだろう。セルジュは死をもワインに捧げたのかもしれない。
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