えり子

悪党と呼ばれた男のえり子のレビュー・感想・評価

悪党と呼ばれた男(1951年製作の映画)
3.1
子供の頃から悪事を働く様が、ぱっぱっぱっと紹介され、長じてまた悪さして刑務所に7年。仮保釈に反対の所長の言葉は誠に正論なのに、周りは反対し、母親が熱弁をふるって「息子はいい子よ、夢を持っている」と皆にかきくどく。なんて愚かな母と見て居て思った。
案の定ワルは釈放後もワルで、銀行強盗までする。
その間、真面目な弟の恋人まで力ずくで奪い、妊娠させる。
最後は警察に殺されるのですが、病床の母がやっと息子の本性に気づく場面、哀れというより怒りがこみあげた。
60分の短い作品で、スピーディーな展開でした。
日本でも先日未成年の男が白昼、銀座の高級時計店で強盗して、すぐ捕まった。アメリカの警察は「犯人の射殺を認める」と言うのね。
日本では考えられないことです。
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