#twcn
映画終わったあとにキャストが来てくださってのティーチインいいよね。
さっきスクリーンで見たキャラクターが目のまえで動いて喋ってるんやもん。
役者さんの名前覚えられないよw
主人公の"どんちゃん"が沖田修一監督のお嬢さんて私知らなかったからめっちゃびっくりしたし、ERの名前(漢字)も全部手書きしたって聞いてめっちゃビックリしたでな…
みっちゃん、ぐんじ、やまけんの俳優を目指すボンクラ3人組が住む一軒家。
いつものごとく屋上でワインを飲みながら人生ゲームに興じているとどこからか赤ちゃんの泣き声が…導かれること3人の一軒家の玄関先。
ベビーカーにのせられた赤ちゃん(だけ)が置かれている。
驚く3人をさらに追い込むのは一緒に置かれた1通の手紙。
どうやらやまけんの元GFが置いて行った赤ちゃんぽい。
警察に届ける相談をしながら一時保護する3人。
しかしみっちゃんが宇野正平さんからお父さんの役を仰せつかり一時的に赤ちゃんの面倒をみることに…
Ayaさんは病院のひとなのですぐに『福祉士かな』と保護してからの道順を考えがちです。
まあ、ベビーカーと赤ちゃんだけ置いていく、ってなかなかないクレバーな構図なんですけどね…おむつとかご飯とか赤ちゃんバッグ的な身の回りのもの全部持って帰ったのかな?とか考えるとかなり不自然ですよね。
まあそういう付属品を置いていくことで身元がバレたりするけど持って帰る方が大変やん。
どんちゃん…戸籍もないから学校とか行けないやん!!
なんか病気でもしたらどうするねん!!
元気で良かった…
こんなえたいのしれない大人3人が身分証もなく子ども連れてきたら即通報するよ…
健診は?
予防接種は??
こちらの心配をよそにどんちゃんはスクスク大きくなり、3人もどんどん育児の腕が上げてゆく。
3人でどんちゃんを"人生で初めての場所"へ連れて行ったり公園に遊びに行ったり。
最初はミルクを買うのも覚束なかったのに離乳食、普通のご飯と磨きがかかり…
公園のシーンで山中崇さんが"会社をクビになって子育てするパパ"を演じながら3人の成人男性がひとりの子どもを連れて遊ぶ姿に『誰がパパだい?』と問いかける。
日本は同性の結婚がないから大人の男3人が子どもひとりを連れてる光景は違和感があるのか…
ハッとしました。
気付いてなかった…
ほら、今の時代マット・ボマーの家とか男性しかいない家庭もあるじゃん。
日本では起こりえないのか…もし見かけたら声かけないとだね。
誘拐かもしれないし。
それぞれどんちゃんと共に成長してゆく3人を見守る端役の皆様。
『飲食禁止』とデカデカと看板が掲げられた足湯でソフトクリームを食べながら脚本のアドバイスをする沖田修一w
(ティーチインで質問させていただいたのですがやはりわざと看板が映るよう撮影されたとのこと)
こういったスパイスがそこかしこに散りばめられているのはさすがという構え。
これもティーチインの際にどなたかがご質問されたのですが、あの手紙の話実話なんですって!
ものすごあったかいお話ですやんか。
そんな経験談をケラケラ笑いながら語る沖田修一監督と愉快な俳優たち。
ちょうどBIFFとVeniceの期間中にこういったティーチイン上映を見れるのはまた悲喜こもごもですな。
BIFFとか好きそうな映画やでな。
来年出してもいいと思う。
最初にどんちゃんを見つけた時、みっちゃんがすっとやまけんに2000$を差し出したのが大好きでしたねw
人生はゲームのようなもの。
祝い事もあればそうでないこともある。
ただ、彼らはひとりではない。
ラストの展開もグッと『成長』を感じながら『変わらずそこにあるもの』といった安心感で映画が包装された気がしました。
新