個人的に主演の方と、監督の方と、それぞれ全く異なるところで知り合っており、それがこの映画で偶然繋がってしまった。これは見に行かざるを得ないと思い、ポレポレ東中野まで。
今の自分には本当にちょうど良い、心地よい映画だった。
監督の実際の祖母のお宅で撮られてることもあり、出てくるモノが一々本当に「おばあちゃんの家」感が凄かった。
それ故、これらのモノをきちんとカラーで見たいとも思う一方で、モノクロの画面の心地良さもあり、何とも言い難い気分。
前半の妙な賑やかさと後半の異様な不穏さが良い塩梅。もっとなんかあっても良いとも思ったが、映画館で観ることにきちんと意味を付与してくれる素晴らしい作品だと思う。
ショートカットの吉見茉莉奈が本当に良い。この人はこれから絶対に来ると思う。