あぶりかんぱち

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCEのあぶりかんぱちのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『猟犬』と称され、絶対的な主従関係で馴れ合うことはない監視官・執行官という異なる立場でありながら、執行官・狡噛の中に宿る『正義』に時に学び、時に反発し、時に赦しながら辿ってきた朱の終着点とも言える一本。

アニメの3期とか、その後の劇場版のシリーズは専門用語が飛び交う難解な話だったけど、源流とも言える『朱&狡噛』のタッグ復活の今作は、シリーズの中にある本質的なテーマを問う内容だったので、比較的理解はしっかり出来たかな!と見終えて達成感もありました。「進化したAIに対して人間はどう向き合うべきか?」という現代社会で今まさに直面している状況に対して、朱が示す答えの正しさ・その正しさを貫くために取った行動・その行動の正当性…最後は怒涛の展開でしたが、締め括りとしては素晴らしかったと思います。
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