3期に至るまでを描いた作品。3期の主人公たちは登場するが、メインは２期までのメンバー。組織に使い捨てられたおっさんの反乱というおなじみのパターンであり（現役時は目立たないというところも）、海外との関連というところも前回と何が違うん?という期待値だったが、そんなことはなかった。
シナリオはかなり練り込まれている印象で、シビュラと社会の関係も一貫しており、おっさんを噛ませにしても世界観の完成度の高さが際立つ。なぜ常守 朱がその選択をしたかも分かる。各登場人物感も、こんな奴いねぇよ感も少なくなり手堅いと感じた。昨今の情勢もありリアリティが増しており、やはり個人的に好きな部類。作画や演出も堅実にやっていて、中途半端感は無い。ぱっぱとテンポよく展開し、飽きずにエンディングを迎える。1期の興奮を思い出す。凛として時雨込みで、おなじみのメンバーが大活躍。2010年代思い出してあの頃よかったよね！という具合で、個人的に感じるものがありました。
ただ、まあ理由あるのだろうけど、結婚式の日くらい他人を優先したら？みたいなとこはあった。
