CIVIL

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCEのCIVILのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

10年の集大成
鑑賞直後は複雑なストーリーを完全に理解したわけではなかったが、時間の経過とネット上の考察等を読んだことで改めて作品のクオリティの高さを実感してる

常守朱が収監されているという衝撃の展開から始まった3期に直接繋がる内容で3期制作時点でおおよそこの内容を考えていたとするとすごい…狡噛さんとかの登場が無理矢理出した感もなくストーリー上理にかなった登場なのもよかった

印象に残ったキャラは雑賀先生と須郷さん(推し)
潜在犯とはいえ執行官ではない雑賀先生のキャラの位置付けってすごく貴重で、今までの物語に欠かせないキャラであっただけに寂しいが、あの最期は嫌いになれない
須郷さんはファーストガーディアン時代を彷彿とさせる活躍っぷり、あわや主人公級の見せ場があったことにテンション上がった
あと宜野座さんは常に推しです

そしてこのシリーズの主人公ってやっぱり常守朱なんだなと、彼女にとっての集大成にもなるような作品だった
シビュラ社会の中でシビュラに監視官としての適性を認められながら、同時に法の重要さを叫び続ける彼女のキャラクターがこの作品でどれだけ大切なものになっていたか、今まで気づけていなかったなと反省しつつここで気づけて良かった

そんな主人公であっても完全無欠なわけじゃない、ラストの涙には心を抉られる思いだった…
いや本当に「正義」とはなんなのか…

その答えを探し出すためにも、ぜひ4期の制作を…!
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