矢吹健を称える会

肉体の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

肉体(1932年製作の映画)
3.3
 「いい人だけど」問題は1930年代アメリカにも存在した。カレン・モーリイが終盤にいたっても、しっかり最低男(リカルド・コルテス)に未練があるのが泣かせる。
 ドイツ時代の、飲み屋と自宅が隣接している設定が良い。

 まだ細いウォード・ボンドが見られてうれしかった。調べたら、彼が出演したジョン・フォード作品で最古は『最敬礼』(1929)とのこと。