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電エースQのうにたべたいのレビュー・感想・評価

電エースQ(2022年製作の映画)
3.3
電エースシリーズ作品。
本作で電エースに変身するのは、電五十二郎ことタブレット純です。

作品としては『電エースハウス』の次回作となります。
昔の電エースは作品ごとにストーリー上の繋がりとか一切気にしなくてよかったのですが、最近の電エースは過去作品の内容が踏襲されますね。
本作では、破李拳竜こと宮田日出海と、『電エース60』でアンドロイド化した婚約者ののぞみが登場します。
電一や電次郎はもちろん、宮田日出海とアンドロイドのぞみがキーキャラクターとして登場するため、過去の電エースもチェックしておいた方がいいかもしれないです。
ただ、私自身、電エース全作観ているわけではなく、(多分)新キャラクターが"毎度おなじみ"みたいな顔で登場するので、観なくてもそれほど変わらないかもですね。

怪獣イカラが登場して街を暴れます。
電五十二郎は、電エースになって戦おうとするのですが、変身するためにはムード歌謡を歌って気持ちよくならないといけません。
歌う電五十二郎、だが、その間にもイカラは街を破壊し続けます。
歌は2番に入りますが、歌声をBGMにイカラは街を破壊し続けます。
電エースに変身した頃には、イカラはいなくなっており、五十二郎はヒーローとして極意を知るべく、柴又のおもちゃ博物館に赴きます。

その後、古いものが気に入らない宇宙人・ラッシャイ星人が現れて、怪奇大作戦のLDが踏みつけにされるなど、ラッシャイ星人は悪の限りを尽くします。
ラッシャイ星人の昭和消滅マシンにより昭和レトロが消滅の危機になる展開で、本作は昭和レトロ文化がテーマとなっています。

タブレット純がヒーローの極意を聞く相手がとして、半田健人が登場します。
パッケージにも準主役っぽい感じで表示されてますが、登場はここだけで、タブレット純と昭和歌謡について語り合うという変な役でした。
また、終盤突如現れたロバマンは、イカラに特撮の良さを説くのですが、昭和ゴジラやガメラなどの昭和特撮ではなく、シン・ゴジラやゴジラvsコングの良さをアピールし出しました。
相手はイカの怪獣なんだから、先輩怪獣であるゲゾラの話しなさいよと思いました。
あと、バイラスとかもイカっぽいです。
子供をさらって脳波コントロールするインテリ宇宙怪獣バイラスさんと違って、ただ暴れるだけのイカラの安直なこと、同じイカ型とは到底思えないですね。

ちなみに、本作視聴の直前に「元祖 電エース」を観ていたので、色々変化していて驚きました。
破李拳竜痩せたし、加藤礼次朗は太ったな、と、一方で、河崎実はあんまり変わっていないような気がします。