日台ミックスの女子が顔も知らぬ父親の故郷である沖縄を訪れる。青春ロードムービーかと思っていたら、途中から「女神の継承」っぽいファンタジックな展開となってビックリ。ジャンルな痛快作!
台湾も沖縄も祖先の霊を敬うという精神性で共通点があるのだろう台湾と沖縄を結ぶ物語がストンと腹に落ちた。
この作品のキーアイテムに自転車があって、自転車の利用が盛んなのも両者の共通点か。冒頭に出てくる台湾の自転車カフェが実にオシャレで行ってみたくなる。
あとこの作品からは大林宣彦監督の「異人たちとの夏」も連想させられた。