Nao

ゴッズ・クリーチャーのNaoのレビュー・感想・評価

ゴッズ・クリーチャー(2022年製作の映画)
3.5
「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」より。

ブライアンが戻って来た本当の意味は何なのか。
それをずっと考えてた。
長い間会ってなかったから彼がどんな人間になってしまったかなんて母親は知る由もない。
そこにはかつての溺愛した息子としか映らない。
息子を守りたいという感情は当たり前だが、それが裏目に出てしまう展開は予想だにしなかった。
生きていく上では身内がハッピーでも世間体を気にしなくてはならないし、それによって苦しむ人がいることを理解しなくてはならないということ。
ましてや狭いコミュニティの中でなら尚更。
一見何が悪いのみたいな風潮があるが、理にかなってる。
実際問題で考えて、近所やお隣さんにやらかしてしまったような人がいたら住みにくいし、どうしても白い目で見てしまうのは当然だと思うから。
最後の母親の決断はサラのことを考えたら致し方なかったに違いない。
家族との関わり方の真偽を問うような作品でちょっと重苦しかった。
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