シンプルに最高でした。
大学時代に初めて生で演劇を見て、それから色々な劇場に通ってましたが、コロナ禍以降はお金もあまり余裕が出ず、めっきり足が遠のいていた演劇を舞台にしたドキュメンタリー作品。
コロナ禍の地方の高校生が初めて演劇に挑戦した様子を追ったドキュメンタリー。
夏の甲子園の優勝校監督のインタビューで「青春とは密である」という言葉がすごく印象に残っているように、このコロナ禍での学生たちは自分たちが経験したことを経験できずに、学生という大事な期間が過ぎていってしまう悲しい世代という印象だった。しかしこの作品を見てこうやって青春をちゃんと過ごせた学生もいるというのがなんだか嬉しかった。
事実は小説よりも奇なりなんていうが、あれよあれよと思わぬ躍進劇が続いていくのが最高だったし、来年が楽しみだなんて思わせておいてラストのもう一と展開。
「満席の劇場で演劇がしたい」こう叫ぶ彼らの姿を見て思わず泣いてしまいました。やぱっり演劇は素晴らしい。
2022.9.28.42本目
