新型コロナウイルス感染症の影響が残る2021年夏、島根県東部の雲南市にある県立三刀屋高校掛合分校で、初めて演劇に触れた高校生4人を追ったドキュメンタリー映画。第14回下北沢映画祭で審査員特別賞をはじめ四冠を受賞したほか、うえだ城下町映画祭実行委員会特別賞受賞、東京ドキュメンタリー映画祭2022入選など、全国各地の映画祭で話題になった。 全校生徒70名。島根県にある最も小さな高校で4人の高校生たちがはじめて演劇を始めた。「対人関係が少し苦手」「ずっと机に向かうのも得意じゃない」「熱中できるものなんてない」など、それぞれの劣等感と向き合いながら、演劇に魅せられていく4人。そんな彼らが、担任の亀尾佳宏と共に初舞台に選んだ題材は、太宰治の名作「走れメロス」だった。 意気揚々と高校演劇の 地区大会に挑戦する高校生たちだったが、本校である三刀屋高校のレベルに圧倒された上、コロナ禍により無観客での開催になってしまう。「満席の会場で演劇やりてぇな」———。県大会に進出できず、誰にも見てもらえないまま幕を閉じると思われた高校生たちの青春。しかし、筋書き通りにいかない彼らの物語は、誰も予想しなかった結末へと転がりだす!
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>>続きを読む多くの人々に愛された古書店「ポラン書房」、その閉店日までを追ったドキュメンタリー 2021年2月、惜しまれつつ幕を閉じた東京・大泉学園の古書店「ポラン書房」、その閉店までの2週間を描く短編…
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